Petey Pablo / Petey Pablo

(概説)

JOEの最新作でのシングル曲「Let's Stay Home Tonight」のREMIXでその名が出てきているので、知っている方も多いかもしれない。あのTimbalandを虜にした人物で、このデビュー作から、Timbalandの全面協力のもと作り上げられている。もちろん、自分で曲もバリバリつくる実力派である。
彼のRapは、非常に硬質であり、カッコいいダミ声でガンガンに押してくるタイプである。このカッコよさにやられてしまった・・・ディープなサウンドの上で跳ねまくる彼の声と、いい感じでのループが心地よい。それでいて、どの曲でもそうだが、サビのメロディーの覚えやすさは、特筆に価する。非常に聞きやすい一枚となっており、いままでHIPHOPを聴いたことがなかった人にも薦めることができると思う。前半は、固いサウンドで、ガンガン押してきます、ホント元気もらえること間違いないです！Party Tuneとしても使えます。後半は、SOULっぽいサウンドでまったりと楽しませてくれます。こちらは、逆に何度も聴いてみたくなるような味のある曲がおおいですねー。2001年のHIPHOPのアルバムとしても、2001年デビューHIPHOPアーティストとしても完成度の高い一枚！一度は聴いておけ！

(曲解説)

02.Petey Pablo

これで、自分の名前を延々と繰り返しまくるのが、カッコいいのである。Rapも高速で、申し分なしである、最初の曲からこういう感じで来られたらやられるしかないだろう・・・あー、カッコいい。サウンドも相当カッコいいのである、これは、Timbalandの影響である。この変則ビートの中、跳ねまくる彼の声の質も素晴らしい。終わりの奇声にもやられちまう・・・2曲目と3曲目のつなぎの良さにも感動・・・

03.Raise Up

シングルカット！2曲目でつかまれた心をそのままぐいぐいともっていく、この曲もドープなサウンド。サビのカッコよさは折り紙つきである。サザンサウンドがぐいぐいと引っ張っていってくれる。波が二重三重にくるこのサビの作り方は、かっこええ〜。カッコよさに、倒れそうである。2001年を彩るHIPHOPの名曲のうちの一つ！

04.i feat Timbaland

プロデューサーでもあるTimbalandをFeatした一曲。Timbalandのちょっとナヨッとした声と、Pabloのガチガチのだみ声が合わさって独特な世界を作り出している。

05.I Told Yall

一見Outkastのようなサウンドから、始まる。サウンドのカッコよさが一番たっている曲である。待ったり目なサウンドであるが、Pabloが入ると空気がビシっと張るような感覚がある。

07.La Di Da Da Da

これも、良曲！La Di Da Da Da〜というサビが忘れることが出来ない。でも、妙な気持ちよさがある一曲。非常にループ感覚が強い、聞きやすい曲である。

12.919

リズムがいい！これも盛り上がること間違いなしな一曲！パーカッションの連続音がビシビシ響いてきます。マザーファッカー、マザーファッカーって・・・すごい歌詞。彼の高速ライムは、これぐらいのリズムの速さの方が、冴えますね。

13.Fool for Love

ちょっと怪しげな雰囲気がただよう、ちょっと今までの感じと違う一曲。ちょっとおとなしめな感じですが、それでも十分に力のこもったRapで、押されてしまいます。

14.Test of My Faith

、ちょっと暗めな落ち着いた雰囲気は続きます。でもこのマッタリ気味のリズムのおかげで、彼の声自体が本当にかっこいいんだな〜と実感できます。滑らかに歌うようにRapするPabloの魅力にやられる！

15.Truth about Me

この曲〜！これで、男性R&Bsinger招いて一緒にやれば！おもしろかったのにー！もったいなー。すごいSOULなにおいがプンプンする一曲です。

16.Diary Of A Sinner

もろSOULという感じの曲で、サビを歌う声もいけてます。その声をバックにリズミカルなRapを披露するPabloは、こういう曲でもいけるということで､楽しくなります。JOE以外に、もっとSOUL臭いカッコいい曲で、やってくれるとおもしろいなー。

18.Raise Up (All City Remix)

最後にシングルのREMIXを！シングルバージョンよりもはっきりした色合いを見せてくれます。