Nelly / Contry Grammer

St.Lunaticsとしても、デビューしているNellyの1st。洋盤はすでに去年の中旬にでていたのですが、日本版は今年の春にでました。おせー。しかも、彼は、最近Jagged Edgeとの一曲「Where The Party At」で、Feat.されさらに知名度を増しました！この曲も素晴らしいのですが、これは、Jagged Edgeの３ｒｄアルバムに収められています。して、そんな彼のデビュー作の内容は・・・すばらしい！の一言。これほどキャッチ-で聞きやすく、ノリのいいHIP HOPは、そうそうないです。一般にHIPHOPというと、EAST(Dr.Dreなど)、WEST(Coolioなど)が有名で、次にSOUTHなんですが、だいたいこのカテゴライズに収まるのですが、このNELLYとその仲間のSt.Lunaticsは、南西部SOUTH-WEST出身のグループなのです。そのせいかおもいっきり反骨精神まるだしな面もあるんですが、逆に田舎だよというのをかなり意識していて、2曲目「St.Louie」や、4曲目「Country Grammar」では、思いっきり訛りをいれて、RAPしてたりします。これほど面白みのある人もいない。
HIPHOPのParty Songが好きな方は、絶対好きな一枚。それほど明るい感じの曲が多いです。楽しい一枚ですよ。曲のタイトルがわかりづらいですが、これは、訛りみたいですね。
HIPHOPを聴いたことがない人でも十分に楽しめる素晴らしいアルバムとなっています！

(曲解説)

02.St.Louie

すでにちょっとおちゃらけたキャッチーさとかっこよさがうまく同居してて、聴けます。これは、HIPHOPいままでダメ。って言う人ほど聞けるんじゃないかなー。この軽さとかっこよさってなかなかうまく両方は出せません。

03.Greed,Hate,Envy

ひたするキャチーさを求めたような曲。リズムの取り方が絶妙で、飽きがきません！

04.Country Grammar

このHITはもう懐かしい！この独特の訛りがいい感じで曲に軽快さと、おもしろさを引き出していて、かなり楽しくなります。こういう明るさって本来のHIPHOPが持っている良さだなーと感じます。Nellyの幅の広さを見せてくれる一曲でもあります。

07.Ride Wit Me

これは名曲！キャッチ-さだけが売りじゃない！かっこいい曲もできるってことを見せてくれています。これは、本当にいい曲。聴いてて踊り出したくなります。最初のギターサウンドからやられてしまいます。このギターが最後まで効果的に聞いてきて、CitySpudのサビでの掛け声が盛り上げます。みんなで、歌いたくなるような感じです。キャッチーさと、かっこよさを兼ね備えていますね。

08.E.I.

みんなで、騒いでしまいそうな、物凄いカッコいい曲！本当にNellyはサビの作り方がうまい。Partyで聴きたくなるようなノリのよさをすごい大事にして曲をつくってるんだなっていうのが良くわかる。「オオー」というのがよく使われるのだけど、これがNellyが言うと、嫌味じゃなくてとっても気持ちよく手を上げて楽しみたくなる。そんなノリのいい一曲。

09.Thicky Thick Girl

待ったりした感じの曲で、ここまで上げ目で来てたので、ゆったり目というのは新鮮で楽しめる。そして、Nellyはよく客演をいれているのであるが、この曲でもMurphy　Lee＆Aliという人をいれて、歌っているが、この客演が妙である！とても、声を選んで頼んでいるのがわかる。この声の違いだけで十分楽しめる。

10.For Me

UPPERな曲。そして、お得意のリズムである。この独特の節回しとリズムは、とても貴重で楽しめる。

12.Tho Dem Wrappas

珍しく暗めな始まり方をする曲。でも、Nellyの声が入ると、パッとリズミカルになって、カッコよくなるから不思議。この曲のRAPの節回しはちょっと癖になりそうな感じです。特にサビのBackのTrackとNellyの声の微妙なずれが気持いい！

13.Wrap Sumden

サビが印象的な一曲。いやー、サビ(HOOK)の作り方うまいわ。一緒に歌いたくなるようなサビをつくるんですよねー。この曲では彼のグループ「st.lunatics」が参加しています。様々なRAPが楽しめます。カッコいいんだけど、どこかマッタリした感覚があるのは、やはり、彼らが南西部出身だから？

14.Batter Up

微妙なビートの中RAPが展開する曲。このちょっともわもわとした感覚は彼らの特徴なんですね。普通なら飽きてしまいそうなのに、彼らの特徴のある声が曲を飽きさせません。

16.Luven Me

女性の声が効果的に入っている曲。非常に聴きやすくゆったりとした曲。こういう感じのできるとは、Nellyは懐が深いなと思いました。