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Montell Jordan / Montell Jordan

01.MJ V Intro
02.MJ's Anthem (feat. WC)
03.You're The Right One
04.You Must Have Been
05.Can't Take It No More
06.Coulda Woulda Shoulda (feat Case)
07.Tasty
08.Mine Mine Mine
09.Top Or Bottom
10.Why Can't We
11.The Rain
12.Are You With Me
Montell Jordan / Montell Jordan

(概説)

SelfTitleを冠した最新6枚目のアルバム。どっちかというと、今までMontellというと、HIPHOPサウンドで、ノリのいい曲をやっていたという感覚があるのですが、このアルバムはやっと、かなりやっと大人になったMontell Jordanという感じで、スローな歌が、たくさん詰まったいいバラッドアルバムに仕上がっています。特に、Caseとの一曲は、まれに見る美しいバラードです。Caseの声の強さと、Montellの声の弱くも滑らかな部分がうまく混ざり合っています。統一感が取れた大人な世界観のあるアルバムに仕上がっていると思います。かなり聞ける一枚ですね、Montellの名盤1stに迫る勢いじゃないでしょうか?マッタリした曲が多いので、今までのようにCLUBで聞きたいって言うよりは、家で二人で聞きたいような、そんな甘いアルバムです。これまでは、UPも、バラッドもHIPHOP的な要素を入れつつ、淡々と歌い続けている感じだったのが、本作では、シャウトもしてるし、もろR&B的な歌いまわしもあるという今までのMotellを払拭するようなバラエティーに富んでいます!今まで彼がちょっとという人にこそ聞いて欲しいですね。今までどおり、UPがいいのは言うに及ばず、バラードもいいから買いですよー!

オススメ:(6),(7),(8),(10)

(曲解説)

01.MJ V Intro

このイントロがいかにもMontellだなーと感じる一曲。アハアハいってるし!肝心の歌もちょっとなより気味な盛ったり感がいい。そして、スムーズに2曲目につながっていく。

02.MJ's Anthem (feat. WC)

、Montell節全快である。WCのドスの聞いたHookでのRapがいい味を出していて、Motellの声と絶妙の絡み合いを見せる。この独特のHIPHOPを取り入れた変わった曲調もいい、Nate DoggほどHIPHOPアーティストにくわれてるなーという感覚も受けないし、Rapと歌の混ざり具合が絶妙なのである。この曲はマジでかっこいい!

03.You're The Right One

Montellの伸びのある声が堪能できる。スムーズなバックトラックの中、包み込むようなMontellの声が気持ちがいい。

04.You Must Have Been

こういうのは、いままでのMotellではなかったですね。正統派に近いバラード!しかも、できがいい!思わず目を閉じて聞き入ってしまいます。彼の声は押し付けがましくなくて、実はスローバラードの方が向いてるんだねー。なんとなくUPかなーという印象をもってたので。いや、これは、いいです!

05.Can't Take It No More

一転今までのMontellらしいちょっとHIPHOPの要素が入ったサウンドでのバラード。こういうのは、ちょっと好きにはなれないのだが・・・まー暗めだけど、普通という印象。

06.Coulda Woulda Shoulda (feat Case)

このアルバム一のスローバラード!やはりCaseが醸し出す雰囲気はただものではない!Blladdistですねー。ホント。どこか、やさしげなサウンドの中、Motellの流れるような歌い方と、Caseの味のある声が絡み合って、甘い、甘い、エロエロなバラードになっちゃってます。かっこいいよー!今年でたバラードの中でも、1,2を争う出来です。

07.Tasty

そして、これが、僕が一番好きな歌。スムーズなHookが印象的なミドルバラード!思わず体が動き出すようなハネの効いたサウンドで、美しいメロディーの中歌うMotellのきれいな声が栄えています!そして、終わり方もシンプルだが、かっこよくて聞き手を飽きさせない名曲。

08.Mine Mine Mine

これは、2001年ナッティープロフェッサーUのサントラに収められていた曲。このかっこよさは折り紙つきである。こういう徐々に盛り上がっていくエモーショナルである展開の曲では、Motellのかっこよさが最高潮に達する。そして、こういうUPものに、いれるHIPHOP的要素の導入の仕方とそれへの絡み方は天才的である。最後の合いの手の使い方もかっこいいねー。

09.Top Or Bottom

この曲はいらない気がするなー。あまり存在意味がわからない中途半端な長さの曲・・・

10.Why Can't We

もうエロエロです。女性との声の絡みあいがやらしすぎる・・・。でも、本当にこういう曲を何曲もいれてくるようになったのには、びっくり。もっとUPもので攻めてくるかと思ったのだが・・・もちろん、この曲もマッタリしており、何度も聴きたくなるような癖になる、まさに夜!というやらしくも素敵な曲である。あー、これは、やらしすぎ!でも、そんなやらしさが大好きだ!最後にかけての、Montellはシャウトが、かっこいいのである。Motellがシャウトなんて、めずらしい〜絶対に聞くべし!

11.The Rain

10曲目の余韻を受けて、マッタリモードは続くのである・・・ささやくように歌うMotellの声が耳の奥にひっついてはなれない・・・体をすべて預けて聞きたい優しい包み込むような曲である。

12.Are You With Me

ミドル~スローテンポな曲で、包み込むような歌声だけでぐいぐい引っ張っていく曲である。この後半のバラード攻勢がこのアルバムをバラードアルバムと印象付けるに十分な水準と完成度をもっている。

13.The You In Me (feat. Bishop)

Motellにしては、珍しくBabyface調の正統派なバラッド。最後を飾るにふさわしい盛大な雰囲気を持ち合わせている曲である。

☆☆☆☆

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