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LV / how long

LV / how long

(概説)

すごい!このおっちゃんすごい。見た目は太った気の良さそうなおっちゃんなのですが、実は、彼の遍歴はすごい。銃で9発も撃たれて死にかけたことがあり、退院後すぐにCLUBに現れた男である。そんな遍歴がこの声の厚みをかもし出してるのか・・・なんとも濃厚なSOULを見せてくれる。
そして、イントロをはさんで2曲目「how long」から、聴かせる〜。もうギターの儚げな音色に引き寄せられ、そして、それにまとわりつくような甘い声・・・やられます。3曲目「One Chance」は、非常にK-Ci&JoJoぽいですね〜。シャウトも控えめだけど、いい声なのです。4曲目「forgive me girl」は、情熱的な声で歌い上げていく最高のバラード。目立ちすぎず、けど印象に残るサビがあるのもこの人の歌の特徴ですね。interludeから、ラップが入るのが分ります。6曲目はラッパーとの彼の歌唱との絶妙な掛け合いが面白い!ラップには絶対に負けない声の強さを持った彼だからこそできる技ですね。7曲目「come home with me」は、しっとりとしたバックハーモニーに彼の声がドンと乗っかった感じ。時々聞かせる彼のファルセットが堪らないのですよ。8曲目「hold on」このアルバムで一番キャッチーな一曲!これはきますね。最高傑作です。シットリ聞かせながら、サビのよさがまた良いんです。この人の微妙な声でのニュアンスの変え方の良さが分る一曲です。とにかく熱い一曲!9曲目「woman's gotta have it」は、最初のファルセットがいいですね〜。8曲目の熱さをもっと声で具現化した感じです。歌い方がこの曲だけは少し違うんですが、それがまた情熱的です。10曲目「thinking of you」この曲は一転して、シットリ行きます。非常にJOEぽいと思える曲です。もう泣かせの一曲。この人の声には感情こもってますよ。きっと日本人でも何か伝わるはず!このinterludeが盛り上げるんだな〜。十分に楽しめます。12曲目「Rain featuring 5 YOUNG MEN」です。サビで効果的に5 YOUNG MENが絡んできます。う〜ん、この人にかかるとPOPぽい曲もR&Bになっちゃう!最後の叫び声なんか、魂で叫んでる感じです。13曲目「lady sunshine」は、ゆったりとした感じの曲。だからこそ、この人の声がじっくりとじんわりと染み込みますよ。14曲目「i don't know why」はやんわりした明るい一曲。古きよきって言葉が合いそうな、なんか懐かしさを呼び起こすような一曲です。15曲目「wherever you are」はじんわりと染みる一曲。最後に向けてちょっとずつトーンを落としていってる感じですね。17曲目「you're a big girl now」最初の声でやられちゃう一曲、このおっさんの声渋いわ〜。かっこいいです。叫んでもシットリ歌っても何でもきなさいという間口の広さがあります。
非常にこのアルバム全体を通してプロジューサー陣のよさが目立ちます。非常に楽曲がいいんですね。半分くらい聞いた時点で、まだ半分!って驚くような濃さがあるのです。
決して飽きるとかじゃなくて、濃密なR&Bって感じです。すごく渋みのある彼の声と魂に圧倒されてください!

☆☆☆☆☆☆

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