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Lee Wilson / My Time To Shine

01.My Time To Shine
02.So I Say Peace f/Blanco
03.She Stopped My Breathig
04.Be With You f/Don Dada
05.Amazing
06.Do To Me (live)
07.Pressin' On f/Ghetto
08.Believer
09.One Day f/Golden Child
10.Gonna Be Alright -Live from the Basement
Lee Wilson

(総評)

現代によみがえったSOULシンガーLee Wilsonの1stアルバム!このシンガー凄いです!味のある声と渋みのある雰囲気、そして熱く吼え魂揺さぶるシャウト!もう、オーティスレディングとかカーティスメイフィールドとかその辺の不器用なほどに熱いアーティストを思い出してしまいます!Rahsaan Pattersonとかにも通じるその伸びやかでSOULの中にどことなくFUNKYな色合いを含んだ歌声にもうノックアウト!惚れました!
曲的には、HIPHOPとかにもちゃんと通じる部分もあり、Rapperとの掛け合いも見事なのですが、だからといって、HIPHOPよりな音楽じゃなくて、SOULやFUNKに絶妙にHIPHOPの色合いを混ぜ合わせている、天才的なプロダクションです。HIPHOPに偏っているsceneだからこそ、R&Bはいまこそ、こういう音楽が求められているのじゃないかな。基本的には、SOULなサウンドに絶妙なHIPHOP的なリズムを混ぜ合わせていて、カッコイイリズムだからまったく古さは感じないけど、どこかよき古きSOULな味わいがする素晴らしいセンスをしてて、躍らせてくれます。そして、自分の歌声を邪魔しない程度にしっかりと音数を抑えているので、彼の歌声がしっかりと生きています!その直情的なシャウトも見事にはまっていて、聞く毎に彼の歌声の魅力に引き込まれます。
その歌声の魅力が一番にでているのが、LIVE VERSIONの6曲目と10曲目の2曲で、特に10曲目「Gonna Be Alright」のカバーは、もう神がかりとしかいいようがない、ものすごいSOULFULで熱い音楽を聞かせてくれます。彼のシャウトにノックアウトですよ。鳥肌が立ちます。
Frank McCombや、Calvin Richerdsonとかが進めていた流れを一気に推し進めた、クラシカルなSOULでありながらも、しっかりと聞かせてくれる素晴らしい作品です。ぜひ聞いてみてください。

オススメ:

(曲解説)

01.My Time To Shine

Jackson5か?っていうぐらいにSOULなコール&レスポンスから、鮮やかなサックスの音色が空気を引き裂き、そして一気に大人なMoodyなイントロへと激流のように、流れていきます。語りも混ぜながら、Lee Wilsonの素晴らしい伸びやかな歌声が響きます、もうこの全てのアーティストへのリスペクト述べるイントロに彼のSOUL魂が詰まっていますよ。最後のアカペラなんかたまりませんよ。初っ端からやらかしてくれます。

02.So I Say Peace feat.Blanco

SOULな歌声だからといって古い曲だけではなく、現行R&Bに通じるようなミッドテンポな心地よい曲も披露します。しかも、この曲Bad Boyなどでも使いそうなカッコイイリズムトラックを生かしつつ、一時期のNew Classic Soulのような浮遊感漂う雰囲気がたまらない!Neo Soulと言ってしまうには勿体無い、もっと懐の深いこの歌いっぷりは見事ですよ。そして、感情が高ぶりにあわせて、直情的に熱を上げていくボーカルとそれを盛り上げるBlancoのRapも男臭くてなかなかいけています。かっこいい曲です。

03.She Stopped My Breathig

なんとも癖になるメロディーラインが心地よい!HOOKでの繰り返していくノリのいいメロディーとそのメロディーを自在に崩しながら、歌い行くLee Wilsonの、歌のうまさは絶妙というしかないですね。ボコーダーも使いこなします。徐々にその鮮やかさを増していく、ボーカルに惚れ惚れします。

04.Be With You feat.Don Dada

ゆったりとしたサウンドにのって、ゆったりと丁寧に歌いこんでいくLee Wilsonがじんわりと響き渡る素晴らしいメロディーを披露し、それにあわせてDon Dadaという低い声のRapperが味のあるRapをかまします。彼のシャウトしてるときの、突き抜けるような気持ちよさが味わえる歌声は本当に癖になっていきますよ。その歌声と低音のRapが見事なSOULを映し出します。

05.Amazing

ちょっと趣を変えて、アコースティックサウンドで、やさしく歌いこんでいきます。さっきまではリズムトラックにのってかっこよく歌い上げていたところをグッと抑えて、ギターの音色に合わせたような哀愁漂う歌いっぷりが見事な一曲です。せつなげな歌声に心奪われます。

06.Do To Me (live)

なんとここでいきなりライブバージョンの歌が登場!生々しくも猛々しい彼の歌声の魅力にはまっていたら、それを最大限に生かしたこんな曲構成でくるんだから堪りません!男女の絡みも絶妙で。軽快なアコースティックを掻き鳴らすバックの演奏の上で男女がSOULFULに絡み合います。ライブでこそこの人の真価は発揮されますね。ホント躍動感がバシバシ伝わってきます。

07.Pressin' On feat.Ghetto

また力強いボトムの効いたバックトラックから、一気にソウルフルに歌い上げるイントロとHOOK!粘着性の高い歌い方が、粘っこくもSOULFULに耳に馴染んできます。思わず体がゆっくりと揺れ始めるようなそんな力強い一曲です!GhettoというRapperを招いていて、SOULFULなだけじゃなくて、こういうHIPHOP的な感覚も素晴らしく、サウンドはHIPHOPフィールドでも十分に通用するサウンドでありながら、FUNKYで往年のSOULを思い起こさせるような素晴らしい出来なのです!途中でくるシャウトの広がり具合がもうたまりません。全てを包み込むようです。

08.Believer

ここでは、また爽やかなアコースティックサウンドで、ゆったりと歌っていきます。またここまでの彼と趣が違うアコースティックギターを片手に歌う様は、凛々しくもあります。標準以上だし、シャウトもいいんですが、やっぱりLee Wilsonは、もっと粘着性のあるサウンドやドソウル直球勝負で、ぐりぐり歌い上げ、雄たけび上げてるほうが、カッコイイです!

09.One Day feat.Golden Child

切なげなイントロから、ストリングスを絡ませながら、かっこよく纏め上げていきます。流れるような美しいHOOKのメロディーラインにウットリしてしまいます。彼の新たな魅力をここでは魅せています。彼のシャウトって、どこかRahsaan Pattersonとかに通じる感情がうまく表れた感じでいて、心にグッとくる感じがたまりません。徐々に音数が増えていき重圧感を増していくのも心地よい!

10.Gonna Be Alright -Live from the Basement

これは、もう別格です!これで買うの決めましたから!このアルバムの中でも、異常な熱気を持った曲です。まさに生のライブの迫力!パワフルなボーカルに激しいコーラスの躍動感!ライブの臨場感をこれでもかと詰め込みまくった見事な一曲です。そして自在に変化するシャウトとフェイクの多彩さ!まるでその場にいるような、そんな気持ちにさせてくれます。かっこいい〜!彼の歌声の突き抜ける快感ともいえるその歌声の迫力と力に、心躍らされてしまいます!凄すぎる!もちろんこの曲は、Gonna Be Alright!といえば、有名なカバーですが、これがこのアーティストの雰囲気にモロにはまってて、かっこよすぎます。それにしても、凄い声量と迫力・・・たまらんわ・・・鳥肌モノです。このライブいきたい!

(Producer)

All Produce by Lee Wilson

(LINK)

www.leewilsonmusic.com
なんとHMVで取り扱います。
CD BABY Order
☆☆☆☆☆☆

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