Keith Sweat / Rebirth

(概説)

Keith Sweatの通算8枚目のアルバム。これが、メローなグルーブとFUNKチューンの満載で久々の快作！マジでこれはいい！前作は現行のシーンに追いつこうと、ムリなUPが多かったなーという印象があったのですが、今作ではベテランらしいUPも、FUNK色を強く仕上げて、カッコよくまとめて、バラードではエロエロな感じで攻めてきています。前半のFUNKっぽいUPも、がんばってるなーと感じるし、ベテランがんばったというよりも、まだまだ現役バリバリいくぞ！と感じますし、特に後半のバラードトロトロ攻撃は、ヤバすぎます。腰にくる曲のオンパレードです。こういうのを秋には聞きたいですね。この季節にぴったりな1枚どうですか？本当にこの1枚すごいです！久々に文句なく大PUSHできる出来ですね。ここまでベテランになってくると安心して聞けますねー。外れなしですね。
今作では、様々な新人アーティストをFeat.しているのも、その特徴です。Rapや、歌やいろいろですが、どのアーティストも、非常にこれからが楽しみなアーティストばかりです。特にDoniは、注目。
Keith Sweatは、ファルセットももちろん素晴らしいですが、その熱い歌いっぷりがなんとも心に染みてくる素晴らしいシンガーです。それに、抑えて歌えば歌うほど、エロさを増していくボーカルなんです。それに、女性ボーカルが絡むとこれだけ栄えるアーティストのなかなかいませんよ。どの曲の水準も素晴らしい！やっぱり、彼は超一流だなと再認識させられる名盤です。

(曲解説)

01.I want you (feat royalty and nasdaq)

豪快なFUNKチューン。このねっとり絡みつくKeith Sweatの歌声が堪能できます！トランペットの音がなんともカッコいい！ただのUPにしてない、粘りっこい良さをもった曲です。様々なRapと、歌声が混ざり合い非常に濃い一曲に仕上がっています。しょっぱなこのUPでやられてしまいました。

02.ots to have it (feat ron ron and royalty)

FUNKYな歌声で、ダウンビートで聞かせてくれます・・・いやー、癖になりますね、こういうFUNKチューンは。癖のある歌声と、バックのちょっと粘っこい音がカッコいい！

03.Anything Goes

マッタリした声と、UPビートが絶妙に絡み合います。サビでの気持ちよさは尋常じゃないです。本アルバムの中でも一番のオススメ。ほんとにこういうサビでのフレーズのループって気持ちがいい。そして、この曲はサビだけじゃなく、そこへ行き着くまでも変化に富んでいて楽しませてくれます。

04.Ladies night

初のラ・ラ・ラ・ララ〜っていうのがねー、ツボです。こんなマッタリした歌い方が改めてあってるよなーこの人は・・・と再認識させられてしまいます。そして、この人は、ムリに前面に出ようとしないで、サビでは表にでなかったり、さすがベテラン自分の存在をよくわかっています。安心して聞いていられます。ベテランらしく無名の有望な新人を多数使って、すばらしい楽曲を作り上げています。この総合プロデュース力がすごいですよねーこの人は。

05.100 Percent All Man

スピード感漂うRapの回りでKeith Sweatがねちっこく歌います。細かくきずむビートの中どんどん盛り上がっていきます。ここまで素晴らしいFUNKYなUPが続きます。

06.The Right Stuff

リズム音が弾けている一曲。リズムをひたすらきずんでいるメインボーカルと、たまに入るKeithのシャウトの絡みが絶妙です。でも、B2KとかDanteみたいだなー、この曲・・・そして、ここから、曲の最後に、不思議なフレーズが入り始めます。それは、次の名曲への布石となるのです。

07.One on left (feat lola troy and lade bac)

もう、エロエロなバラードです。ここから、バラード攻撃が始まります。腰にきますわーこの曲はKeith Sweat本来のファルセットの多様や、繰り返しの絶妙さがうまくでている名曲です。こんなにヤラシイ曲は久々に聞きました。特に女性ボーカルとの絡みが良過ぎます、やらしすぎます。この曲でのフレーズがこの後の曲たちの最後についてまわります。

08.Show Me

非常に切ない感じのバラードで、サビでのコーラスの厚みが非常に気持ちがいいんです！ボイスチェンジャー(ボコーダー)を使ったサビでのコーラスが絶妙で、Keithのねちっこい声とマッチしています。このボイスチェンジャーでの盛り上げ方がなんともいえない切なさを出しています。

09.Trust Me

結構あっさりした爽やかなバラード(今までがネチッコクエロエロすぎたという話もありますが)。その代わりボトム音がしっかりしたバラードで、安定感があります。そして、ちょっと語りっぽいコーラスが、切ないです。

10.Wonderful Thang

今までのバラードの温度を保ちつつ、Keithのシャウトが冴えまくります。サビでの熱っぽいKeithの歌声が、心にじんわり染み込んできます。

11.In And Out

ちょっと押さえ気味に淡々と歌い続けるバラード。そして、最後の方に行けば行くほどKeithもコーラスも盛り上がっていきます。そして、最後のギターサウンドと、畳み込むようなコーラスワークが素晴らしい！名作！

12.Can I Be (Feat Doni)

いきなり力強い音で始まります。そして、非常に控えめなDoniとい女性(たぶん、これの前の曲たちでもコーラスとして参加してると思う)この女性の歌声がカッコよくて、Keithの包み込むような歌声がますます冴え渡ります。壮大とはいえないが、非常にカッコよいバラードです。このKeith Sweatは、コーラスの掛け合いが好きなんだなーというのが聞いてて伝わってきます。ココに来て、7曲目から続いていた最後のコーラスがなくなります、なんの意味があったのだろう・・・

13.What Is It

最初のささやきがヤラシイ・・・そして、微妙な男性の息遣いや、電話の音・・・そういうのが、絶妙の感覚で散りばめられ、楽曲を作る能力の高さに舌を巻きます・・・そして、やっぱり、ここでもKeithの歌い方は熱っぽくかっこいい！最高です。特に女性とカラムということないですね。

14.Live Bonus Track

ここでいきなりLiveになります・・・だが、これ聞くと見たみたいなーこの人のライブ・・・と思わずにはいられません。客の反応がめちゃめちゃいい！そして、ライブでも全然見劣りしない歌いっぷり。かっこいいわ！キャー！って声がすごいな。それにしても。

15.Twisted (Live)

そして、最後は、この名曲のライブ盤！このやる気のない感じのサビでの歌いっぷりがまたステキ。まったりしちゃいます。本当にヤラシイバラードってこういうのをいうんでしょうねー。腰に来るんですわ・・・ホント。バックでのRapperの合いの手がライブらしくて好きですねー。会場で盛り上がりてー！