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Julie Dexter / Dexterity

01.Intro
02.Keep A Vibe
03.Love
04.Faith
05.How Can You Feel
06.God Bless The Dub
07.What Do I Do
08.That's Livin
09.Walk With Me
10.I Dream
11.Judgement Day
12.How Long
13.Moving On
14.Walk Reprise
Julie Dexter / Dexterity

(概説)

R&Bというよりも、JAZZのアルバムです。最新のオーガニックソウルを追求した完成形の一つがこのアルバムでしょう。JAZZの要素がふんだんに取り入れられて、すさまじい出来!この人の独特な感覚と世界観が充満したアルバムとなっていて、思わず取り込まれてしまいます。どこか浮遊感を持つJAZZサウンドとコーラスと、美しく優しいJulie Dexterの歌声が壮言な世界を作り出しており、素晴らしいアルバムを作り出しています。
彼女の歌声は、すごい包み込むような広く深い声をしていて、どこか妖艶な感じももっている不思議な声の持ち主で聞いているだけで引き込まれてしまいます。そして、幻想的で浮遊感が漂う即興が多用されたJAZZのサウンドにこの歌声が見事にマッチングしているのです。そして、このアルバムは聞くたびに変化していく、もう生物のような、生き生きとした力を持った不思議なアルバムです、是非JAZZが好きな方や、ちょっとJAZZが気になる人は、是非聞いてほしい逸品です。
インディーズで話題となり、ついに、日本でP-VINEが日本盤を発売するまでになりました、現在ならどの店舗でも彼女のアルバムがおいてあるはずです、是非このオーガニックともJAZZともつかない不思議な感覚を耳で味わってください。そして、これが母国アメリカではインディーズ扱いだということに、驚いてください。インディーズにはこういう素晴らしい才能が溢れているんですよ。

オススメ:(2),(3),(5),(6),(7),(8),(13)

(曲解説)

01.Intro

どこか幻想的で孤高な世界観がバァーと目の前に広がっていきます。

02.Keep A Vibe

徐々に入ってくるJAZZ特有のドラムの音がなんともカッコいい!だんだんとリズムを取っていき、サビでは最高にCOOLな音を聞かせてくれます。自由奔放なアドリブの聞いた彼女の歌声と、さりげないコーラスと、音使い、どれをとってもJAZZ的な即興要素が強い作品に仕上がっています。いやー、この独特な盛り上がり方はJAZZ好きにはたまらない作品でしょう。どのドラムの疾走感漂う感じがなんともたまりません。このドラムの生演奏見てみたいです。

03.Love

最初からJAZZ的なリズムをとって渋い雰囲気をもつ一曲。トランペットの微妙な入り方もカッコいい!こういう抑えた感じで徐々に徐々に回りのサポートが増していき、それに答えるようにJulieの歌声のテンションも高くなっていく感じが、カッコよすぎます。JAZZの良さをふんだんに取り入れた感じです。

04.Faith

最初のトランペットとかの生演奏がグッと引付けてくれます。全編にわたりドラムと、トランペットが盛り上げます。ギターのサウンドがアクセントになって、盛り上がる一曲になっています。この音を畳み掛けるような盛り上がり方が渋くてカッコいいです。あと、フレーズの繰り返しが非常に気持ちがいい曲です。

05.How Can You Feel

トロンボーンの音が響く幻想的な雰囲気を持った一曲。そのバックでたんたんとリズムを刻むドラムが本当に素晴らしい。このアルバムはドラムがなんといってもいい!メロディーはホント即興風であり、ホントこんな風に生で歌えるのかなーと思ってしまいます。それほど彼女の歌声は自由でカッコいいんです!

06.God Bless The Dub

コーラスがどこかふわふわした浮遊感漂う感じを出していて、そこをギターが絶妙な感覚で演奏していきます。そこにどっしりと腰を落ち着けてJulieの美しい歌声がふわふわと漂います。JAZZの即興の要素が取り入れられた、幻想的で美しい一曲。

07.What Do I Do

優しい歌声から、シンセの音とドラムが軽めに彼女の声のサポートをして、彼女の声の良さを引き立てます。コーラスやメロディーラインがカッコいい素晴らしい一曲です。このドラムの音のように繰り返す彼女の歌声に引き込まれます。

08.That's Livin

ギターの鮮やかなサウンドがグッと曲を引き締める一曲。力強いJulie Dexterの歌声で、コーラスの美しさが引き立ちます。そして、最後にかけての鮮やかな盛り上がり方!ピアノとコーラスと、Julieとの掛け合いが見事というしかありません。

09.Walk With Me

最初からフレーズの繰り返しのなか、鳴り響くパーカッションの音がなんともアフリカンな雰囲気を醸し出していておもしろい。そして、時々エコーがかかるボーカルなど、アルバムの雰囲気を崩すことなく、アフリカンな音を融合しています。途中のパラパラパラなんていうへんてこなコーラスもおもしろい。

10.I Dream

トランペットのメロディーがなんとも生き生きとしてステキな一曲、もちろんJulieの歌声も躍動的です。ステキな

11.Judgement Day

またアフリカンなジャングルのような感じの雰囲気をもつサウンドのInterlude

12.How Long

ちょっと暗めの幻想的な出だしで、スローなテンポでずっと曲が進行していきます・・・なんとも不可思議な世界観を持つ一曲です。Julieの歌声が、じわじわーと沁み込んでくる感じに聞こえてきます。最後のトランペットの変わった即興風の演奏も、味があっていい感じです。本当にこれは、JAZZですねー。

13.Moving On

マッタリとした雰囲気から、美しいメロディーラインが始まります。彼女の歌声は、非常に幻想的であると同時に全てを包み込む大きな優しさも感じさせてくれて、聞くものの心に安らぎをもたらします。それがわかってて、サウンドも最低限の音でドラムもピアノもギターも優しく包み込むような感じで、聞くものに安心感安らぎを与えてくれることでしょう。最後の高音のコーラスと低音のJulieのボーカルと、トランペット?のスキャット的な演奏が、たまりません・・・JAZZ好きには、至福の瞬間でしょう。

14.Walk Reprise

9曲目のフレーズをそのまま使っていて、今度は、ギターが切なく渋く締めるOutroです。

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