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Ghostface Killah / Bulletproof Wallets

01.Intro
02.Maxine
03.Flowers featuring Raekwon, Method Man & Superb
04.Never Be The Same Again featuring Carl Thomas & Raekwon
05.Teddy Skit
06.Theodore featuring Trife&Twiz
07.Ghost Showers
08.Strawberry featuring Killah Sin
09.Forest
10.The Juks featuring Trife&Superb
11.Walking Thorough The Darkness Featuring Takitha
12.Jealousy
13.Hilton
14.Interlude
15.Love Session featuring Ruff Endz
16.Street Chemistry
 
Ghostface Killah / Bulletproof Wallets

(概説)

文句なしにR&B好きなら4曲目「Never Be The Same Again feat.Carl Thomas」を聞かずにはいられないだろう。もともと彼らに関しては、Wu Tang ClanでSOUL臭いHIPHOPをやってるなーというのが、もともとの印象でそれほど好き好んで聞くHIPHOPアーティストではなかった(僕はGuruや、Old Skool世代のHIPHOPがもともとは好きである)。だが!ラジオから、流れてきた『Never Be The Same Again feat.Carl Thomas』を聞いたとたんはまった!かっこいい、え?だれ?なに名前が長くてわからん!とおもいラジオの曲目サーチをさまよいあるった。むろんCarl Thomasの名前は聞き逃さなかったのだが。このマッタリ感は、去年はやったUP系への反動なんだろうか?とても、気持ちよく感じてしまったのだ。しかも、Featuring ArtistがあのCarl Thomasというではないか!それは、聞くしかなかった。それでも、最初はその曲だけがいいのかと思って買わずにしり込みしていたが、試聴をしてみると、その印象は一変した。アルバム全体に、マッタリ感と、SOUL臭さと、ちょっとしたやる気のなさ(笑)が充満しているのである。これは、きけるぞ!と思い買うことにした。
Carl Thomasとの一曲以外でも、HIPHOPとして面白い曲もたくさんあり、またR&Bアーティストとのコラボレーションというのでも面白みがある一枚であろう。ちょっと前に紹介したMobb Deepをもう少しSOUL臭く明るめにした感じの一枚で、ものすごい聞きやすい一枚である。ぜひお勧めである。外国のHIPHOPは何言ってるからわからんから聞かないなんて人は、特に聞くべし。彼らのやる気がないのか、狙ったのかわからないなんともいえないマッタリしたRapが聞くものに不思議な安心感を与えます。すごい心休ませて、安心して聞ける1枚!音やフレーズの面白さが一番の魅力であるこの一枚は英語がわからなくても楽しめるHIPHOPである。

オススメ:(3),(4),(7)

(曲解説)

01.Intro

何か暖かい感じが包んでいて、Wu Tangとは一線をかした雰囲気なのがよくわかる。

02.Maxine

GFKの世界が幕を開けます。独特のノローとした感じと、聞きやすいフレーズがなんともいい!これは本当に聞きやすいですよ。

03.Flowers featuring Raekwon, Method Man & Superb

おなじみWu Tang Clanから、Method Man Raekwonなどを招いてのの一曲。これが良いんですねー、バックトラックがかっこいい!ちょっとさわやかなバックトラックの中、なんかのんべんだらりんとしたGFKのRapが、あうんです。この絶妙の取り合わせ。あえてCoolなRapにしていないのが逆にカッコよく感じるんです!一緒になんか歌えるそんなRapが親近感を増しています。このトラックのキレのよさもすばらしい!名曲!

04.Never Be The Same Again featuring Carl Thomas & Raekwon

もう、絶対マストですよ。これを聞かずしてGFKは語れないでしょう〜!Carl Thomasの滑らかでまったりとした、どこか悲しさの詰まった優しさを感じさせる声が・・・泣けますよ。それをバックに語りかけるのが、悲しさを増します・・・もう、マッタリ系の名曲です。Carl Thomasの良さを最大限に引き出ししています(最近出た、NBNは、引き出してないよなー。)。そのままの5曲目のSkitのマッタリと言うか、やる気のなさがなんかとてもこれを聞いてると安心させてくれるのもこの一枚の不思議な魅力。

06.Theodore featuring Trife&Twiz

木琴の音が印象的。言い方は悪いがSOUL臭いというよりも、ドンくさい感じ感じのRapが味が出てていい。

07.Ghost Showers

名曲!女性ボーカルとの掛け合い、バックの音のリズムの刻み方がいい!なんといっても、サビでの女性の歌声がなんとも印象に残る。Rapと歌との割合がすばらしいのも彼らの特徴。Rapだけになりすぎず、歌のおまけにもならない、その絶妙のバランスはスンバらしいと思う。

08.Strawberry featuring Killah Sin

これも、実は内容的にはめちゃくちゃなのだが、ホントトラックとRapのバランスが良いので、飽きさせない。

10.The Juks featuring Trife&Superb

イントロはなんかシュールでかっこいい。これが前作の彼ららしい一曲かな?

11.Walking Thorough The Darkness Featuring Takitha

珍しくかなりSpeed感がある一曲。こういうのも地味にかっこいいといういろんな側面を持っているのが面白い。Takithaの歌もスマートでカッコよい。途中で出てくる「フーフー」っていうのがなんか楽しいんですが、なんとなく途中でやる気のなくなるRapも面白い。「あーーーー〜〜〜〜」とか普通入れないよ。

12.Jealousy

印象に残る曲。すごい短いのだが、かなり面白いフレーズである。

15.Love Session featuring Ruff Endz

あのRuff Endzを招いた一曲であるが、Carl Thomasほど味が出せてないのが残念。でも、聞かせてくれます。愛の歌らしいです。歌詞をみることはできないが、大体の説明が日本版にはあるのだが、身もふたもなくって結構ステキです。やりすぎです。この人たち。その辺は着いていけないが、音楽としての完成度は高い!すばらしい!

☆☆☆☆☆

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