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EXYT / EXYT

01.Intro
02.Ain't Gotta Lie
03.Weekend
04.Remember
05.You Should'a Listen
06.My Heart
07.I Found
08.Nobody
09.Tell Me
10.Shake It
11.Throw 'Em Up
12.Tell Me [Remix]
EXYT / EXYT

(総評)

2003〜4にかけての外せないインディーズの名作がこのEXYTのアルバムです、発売日的には2002年になってますが話題に上ったのが、2003年ごろなので。メロディー、ボーカルワーク、シャウトどれをとっても、インディーズ作品と呼ばれる域を凌駕した名盤です。これほどに完成度の高いボーカルグループアルバムはここ数年でも、数枚あるかないか・・・?っていうぐらいに完成度が高いです。正直これ以上のものは2000年以降のボーカルアルバムとしては1、2の指に入るほどの名盤ですよ!EXYTは、Regie,Lorenzo,steve,paulの四人からなるグループで、バリトンもテナーも歌いっぷりが素晴らしく、コーラスのバランスもよくメインを歌う二人との駆け引きも絶妙なのです!しかも、サウンド的にもJames 'goldfingers' Bevelleという人物が中心となり、90年代のR&B好きにはたまらないサウンドを提供しています。美しいBalladから、軽快なミッドサウンド、90年代の名ボーカルグループIII From Tha Soulのようなカッコいい濃密なUPサウンドまで、これでもかっていうぐらいにカッコいい仕上がりになってて、悶絶モノです。このプロデューサーにはしてやられた!って気分でした。
特に4曲目「Remember」の出来は凄まじく、稀代の名曲といっても差し支えないほどの素晴らしいバラードです!これには本当に泣かされました。本当にメロディーラインが美しすぎ、しかもバリトンのシャウトが半端じゃないので、涙無しには聞けませんよ!そのほかにも6曲目「My Heart」などの泣きのバラードを数多く取り入れた素晴らしい曲が多く、しかもただのバラードアルバムに終わらずUPサウンドでは、90年代の後半にはやったような濃厚なリズムトラックを中心としたカッコいい曲が多く、それをサポートするようにミッドテンポな曲たちでも、彼らの歌唱力を思う存分堪能させてくれます。本当に歌へのSOULの込め方が上手すぎる!思わず唸ってしまいます。しかもメインのバリトンとテナーのボーカル二人のシャウトっぷりが本当に見事で、押さえきれずに、シャウトしちゃう場面が多々あって、それがどれも絶妙で聞き手にグッとくること間違いないものばかりなのです。
これほどの名盤手にしない手はありません。。。今はAmazonで発売しておりますので、ぜひ買ってください!しらないと損しますよー!

オススメ:特に(4),(6),(2),(3),(5),(7),(9),(10)っていうか全部です。

(曲解説)

01.Intro

ちょっと古臭い感じなのですが、コンピューターにインストールするような音から、アナログな音が始まるというなんかそういう命を吹き込むみたいな世界観をもったイントロなのですが、最初のインストール音はいりませんが、その後のピアノのメロディーは美しくて見事です。一気に気分をR&Bを聞く気分にさせてくれるいいイントロなんですよねー。

02.Ain't Gotta Lie

そこからストリングスでねちっこくなる中で、リズムトラックに乗っかってカッコよく歌い上げていく4人組EXYT!最初からもう90年代コーラスグループのような、濃いコーラスワークと歌の世界を堪能させてくれます。辺にUPにこだわらず、ミッドテンポでガッツリ濃厚な歌を聞かせてくれます。いやー惚れます!HOOKに向けて、重なり合うサウンドとコーラスとMain Vocalのフェイク!もう最初っから持ってかれますよー!Mainリードの歌声が素敵過ぎ!

03.Weekend

オルガンの音が、ふわふわなる中、徐々に形を露わにしていくコーラスワーク!そして、グッと盛り上がるMainリードの歌声!思わずため息が出るほどステキなのです。こういうボーカルグループがメジャーででてこないかなーて本当に渇望してしまいます。カッコいいのよ!途中でのMainのシャウトっぷりなんて、涙モノです!メロディーラインが、美しすぎます!男性コーラスグループにはこうあってほしいというまるで見本のような歌いっぷりです。

04.Remember

来ました!もう、名曲中の名曲!ピアノのイントロが美しい過ぎる!そして、徐々に熱を帯びていくボーカルとコーラスの絶妙な絡み合い!素晴らしすぎる、そのメロディーライン!どれをとっても、これを知らないなんてもったいなさ過ぎる・・・といいたくなるぐらいの一曲です。最初の囁くような歌い方からしてやられっぱなしです・・・ピアノの伴奏で美しく歌い上げていくメインボーカル!そして、可憐に絡み合っていくコーラス!そして、力強いバリトンにメインボーカルに交代し歌い上げていくときの昂揚感!!!もう涙無しには聞けませんよ。この美しさ。純粋に聞いていて、あまりの清涼感と美しさ、力強さに涙が出てきそうになりそうです。もう、このバリトンシンガーのシャウトっぷりがやばすぎます。彼の歌声の壮大さに包まれてしまいますよ。まさに名曲です・・・

05.You Should'a Listen

4曲目でのバラードの雰囲気を引きずらないように、しっかりとミッドテンポな曲で、引き締めます!この辺もこのアルバムの水準が高いことを示しています。ただのバラードアルバムに終わってしまったら、ボーイズグループとしては完成度は半分以下になってしまいます。こういうミッドテンポな良曲があってこそ、バラードよさが引き立つと言うものです。後半のバリトンのシャウトで、曲を盛り上げていくのが、壮絶で、カッコいいですよ!

06.My Heart

ピアノのイントロから、静かに重い一曲が始まります・・・4人がしっとりと歌い上げていくのですが、この静かな感じが余計に曲の切なさを増すような感じになっていて、もう心をグッと鷲づかみにされてしまいます。コーラスも引き気味に切なさを演出しながら、最後は泣きのシャウトでどっぷり聞き手を切なさの中に落としこんでしまうんです。もう、この2人のリードによる壮絶なシャウトの嵐は、涙無しには聞けないぐらい切ないですよ。本当にどの曲も水準高いわ。

07.I Found

ここでようやくちょっと気持ち的に引き上げてくれる、のりがよいミッドテンポな曲です。美しいメロディーにのって、歌い上げていきます!心地よい気分にさせてくれる一曲ですよ!体は躍らせてくれるんだけど、じっくりと歌って耳を傾けてしまうような曲です。やっぱりここでも美しくも切ないメロディーがいいんですよね。このメロディーセンスの素晴らしさには脱帽です。

08.Nobody

HIPHOPサウンドでも歌えるっていうところをこの一曲で見せ付けてくれます。激しくはないけど、ノリがいい感じのトラックの上で、見事なコーラスで聞き手を躍らせてくれますよ。Bigg ByrdというRapperをFeatしているのですが、彼らのコーラスワークを邪魔せずに引き立てる見事なRapを披露してくれます。最後はしっかりシャウトしまくっちゃっているところが、彼ららしいですが。

09.Tell Me

おーなんかIII From Tha Soulを思い出しちゃいそうなディープなサウンドにのって、カッコよくゆったりと歌い上げていきます。ミッドテンポなリズム主体のトラックの上で、そのリズムを切り裂くように切れよく歌っていきます。そして、転調してからは、もうガッツリコーラスとメインボーカルがシャウトしまくり絡み合う、めちゃくちゃカッコいい一曲です!こういうディープなR&Bって90年代後半以降ほとんど出てないので、うれしいですよ。まさにコーラスグループのカッコいいUPな曲の教科書的な一曲です。

10.Shake It

この辺はリズムトラック主体で、カッコよく纏め上げていきます。一緒にShake Itと歌いたくなるような曲で、いやー一昔前のR&Bのカッコいい曲ってこういうのだったよなーと思い起こさせてくれます。R&Bとしての本物のカッコいい曲です。ちょっと抑え目に、シャウトするところなんか、余裕を感じさせてくれます。踊れますよー。

11.Throw 'Em Up

最後はいきなりバウンスビートで上げまくります!Nasty ShotというRapperがいい味出していて、カッコよく盛り上げます。最後の方にこんな踊れる曲をもってくるなんて、よっぽど歌唱力に自信ないとできないよなー。最初は勢いでもっていきたくなるのが、普通ですから。でも、これもしっかり踊れるバウンスになっていて、シャウトもしまくってて、カッコいいですよー!

12.Tell Me [Remix]

最初のTell Meがバックで流れ、一度音が止まると、REMIXが始まります。今度はドラムの音が入り、もっと地を這うような力強さを感じさせる曲へと変貌を遂げています。こういうREMIXでカッコいいところを見せれるのも、周りの環境がいいっていうのの証明でしょうね。9曲目とまた違ってサウンドとしてはディープに聞かせてくれます。いやーバリトンシャウト気持ちいい!

(Producer)

Donny Mosley:(1)
Jerry 'J-Fatz' Flowers:(2)
Chuckey Charles:(2)
James 'goldfingers' Bevelle:(1),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10),(11)
John Jackson:(3)
Alvin J.Garrett:(3)
Shawn 'byrd' Martin:(3),(4),(5),(7),(8),(10),(11)
Arthur Mays:(4)
Blake 'broken' English:(6),(9)

(LINK)

Official Artist Site
☆☆☆☆☆☆(インディーズの名盤です!)

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