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Donell Jones / Journey Of A Gemini

01.Special Girl
02.Better Start Talking - feat.Jermaine Dupri
03.I'm Gonna Be
04.My Apology
05.Spend The Night
06.Portrait Of A Woman
07.Cry
08.Ooh Na Na
09.Feelin' You
10.Can't Wait
11.Lust Or Love
12.If U Want - feat.Bun B
13.Cuttin' Me Off
14.Another Life
15.I'm Gonna Be - feat.Clipse
 
Donell Jones / Journey Of A Gemini

(総評)

Donell Jones通算4枚目となるアルバムをリリース。その変わらないメロウな楽曲を並べたスタイルで、あのJoe以上に安定した人気を保つソロシンガー。Donell Jonesの名前はしらなくても、"U Know What's Up (Feat. Left Eye)"は一度は聞いたことがあるでしょう!Produceやソングライトもこなす美メロメイカーであるDonell Jonesの最新アルバムである今作は、なんと一年以上も発売が延期に延期を続けるという不安定な状態が続いたのですが、やっと2006年にリリース!(ほっと一息ですよね)待たせただけはある、素晴らしい美メロ満載のアルバムが到着しました!
彼は、哀愁漂う美メロを得意としたシンガーで、真骨頂はなんとって言ってもシングルカットされていた2曲目「Better Start Talking」!この美しさは、もう感動モノです!新鋭のPRODUCERのRyan Leslieが本当にいい仕事をしていて、ピアノの美しいメロディーを聞いただけで昇天できます!これ以外にも、様々な美しく艶やかな楽曲がたくさん詰まっていて、特にTim&Bobとがその美しさに拍車をかけていて、Mike Cityが意外にがんばっていて、アクセントとなるKey曲を聞かせてくれています。Producer陣にも恵まれていて、彼の上質で繊細で、美しい音楽性をより生かした作品になっています。何度も軽く昇天してしまうこと間違い無しです!特に1〜3曲目、8曲目〜11曲目あたりの流れはこのアルバムの中でもたまらない悶絶ポイントです!夜のベットのお供に欠かせませんね。
シカゴ出身ということで、Avant, R.KELLYと比較されますが、もっとアルバム単位で統一されながらも、飽きさせない素晴らしい歌唱法をもったシンガーの一人であるだけでなく、JOEのように自らProducerもこなしています。JOEは甘くなりがちなのにたいして、こちらは繊細でナイーブな歌唱なので、ちょっと明るめの曲が多い今作でもその繊細な美しさは損なわれていない傑作アルバムとなっています。2006年にこういう素晴らしいアルバムに出会えてよかったです。

オススメ:(2),(8),(9),(3),(1),(5),(6),(10),(11),(13)

(曲解説)

01.Special Girl

ちょっとオールドソウルを感じさせるイントロから、シックな曲調の歌をDonell Jonesらしくさらりと、歌っていきます。女性コーラスを効果的に使いながら、ファルセット交じりに本当にSEXYに歌っていきます。搾り出すような歌い方が本当にSEXY〜!おもわず体が揺れてしまう甘美な一曲です。

02.Better Start Talking - feat.Jermaine Dupri

先行シングルとしても話題を呼んだJermaine DupriのイントロのRapとピアノの美しいメロディーの組み合わせが素晴らしい一曲!そこからのDonell Jonesの哀しげな哀愁漂う歌の展開、バックトラックの素晴らしさどれをとってもここ数年の中でも名曲と言われるほどの完成度を誇る一曲です!フェイクとその後の引きがなんとも素敵です!もうこのピアノのループに悩殺です!フェイク、Rap、歌声の緩急や強弱、コーラスの効果的な使い方、どれをとっても大好きな一曲ですよ!何よりもそのはかない美しいメロディーが、さすがRyan Leslieと言う感じのたまらない胸を打つ名曲です。

03.I'm Gonna Be

2曲目とは違いリズムの音を効果的に使いながら、流れるようなメロディーにのって、どんどん深みにはまっていくようなメロディーに引き込まれていきます。中毒性というか聞きごこちの良いメロディーについつい、はまっていきます!Donell Jones特有の搾り出すようなシャウトがグッと胸を締め付けてくれます。体が自然とリズムにあわせてリズムを取ってしまいます。

04.My Apology

前半三曲のミッド曲たちの完成度の高さの後に、ゆったりとDonell Jonesのまったりとした歌声を堪能できるスローバラッドを堪能できます!この心地よさはなかなか、たまりませんね!

05.Spend The Night

うねるようなメロディーと「Spend The Night, Spend The Night」と繰り返すコーラスが、徐々に癖になっていきます。MIKE CITYひさびさにいい仕事してますよ!ここまでどの曲も雰囲気は似せていながらも、特徴的なというか、完成度の高さが、飽きさせずに、ミッドからスローの楽曲たちを印象的に聞かせていきます。必ずインパクトのあるフレーズが入っています。楽曲だけの完成度じゃない歌い手としての質の高さも存分に見せてくれます。

06.Portrait Of A Woman

今までのどこか浮遊感がある雰囲気も好きだけど、こういうとことん切ないイントロもたまりませんね〜!シックにDonell Jonesの繊細な歌声をより、その揺れまでも細かく伝えてくれるような歌い方がたまりません!

07.Cry

どこか影を落したような雰囲気をもちつつ、芯の通った力強さをもった一曲です!ストリングスが、力強くそして、ビートが影を落とし、じっくりと歌あげてくれます。いかにもアルバム収録って感じの地味目な曲なのですが、それさえも水準が高いですよね。

08.Ooh Na Na

Underdogsらしいキャッチ−なOoh Na Naというフレーズにのって、それをさらに二重三重に変化をつけて、どんどん効果的に盛り上げていきます。徐々に盛り上がりを見せていくDonell Jonesのシャウトも気持ちがいい!このアルバムの中でも最高潮に盛り上がるミッド調の曲です!

09.Feelin' You

このイントロ渋すぎる〜!!!アコーディオンの音色が効果的に使われてて、そこから苦しくもはかなく盛り上がっていくDonell Jonesの歌!サウンドとメロディーが絶妙にマッチして不思議な空気感を作り出しています。Tim&Bobらしい素晴らしい一曲です。

10.Can't Wait

KATRINA HUMESという女性を迎えて、大人っぽい極上のバラードを聞かせてくれます。時に優しくときに切なげに、歌を歌いつないでいきます。本当にどの今日も完成度が高くて驚愕です。特にこのTim & Bobの仕事っぷりといったら、頭が下がります。それほどにDonell Jonesの繊細で美しい歌を効果的に聞かせてくれています。おとなしさのなかにも艶やかでしなやかな強さを感じる一曲です。

11.Lust Or Love

いいね〜いいね〜!このサウンドも好きだよー!MIKE CITY復活じゃない?っていうぐらいにいいですよね!MIKE CITYはこういう美メロを得意とする人と組むと最高の仕事をしますね。サビに入るところの徐々にフェイクの声が高くなっていくところは必見です。ループを中心とした曲でありながらも、しっとりと耳に染みます。

12.If U Want - feat.Bun B

ちょっとR&Bらしいミッドからバラードが続いたので、ここらでサウスのRapperのBun Bを招いて、HIPHOPビートにのって効果的に曲を聞かせていきます。ちょっとシットリしすぎてたので、ここら変で心地よい〜ゆる〜いムードを演出しています。Bun Bも本来よりもしっとりとRapしていて、雰囲気を崩してないのもいいところです!2曲目と同じプロデューサーとは思えませんが、多彩なんだね〜Ryan Leslie君は。

13.Cuttin' Me Off

打ち込みの音が効果的に響き、広がりのある一曲を披露してくれます。サビの雰囲気がとても爽やかで、Donell Jonesも伸びやかに歌い上げていきます。転調の仕方とかも王道的なR.KELLYが得意とするような伸びやかなゴスペルのエッセンスを混ぜたR&Bをあわせたかっこいい一曲です。さすが、Underdogsですね!Tankも絡んでて、だからこういう明るい曲調でR.KELLYっぽいのかもしれません。

14.Another Life

Donell Jones個人名義での一曲!他のDonellのProduce曲はRichard SmithとNoel Chrisが参加しているのですが、ここでは、作曲家、プロデューサーとしての手腕も発揮してくれます。途中で聞いたことあるメロディーが入っていたり、なかなか楽しませてくれます。

15.I'm Gonna Be - feat.Clipse

なんかひさびさに名前を聞いたClipseが最初にRapをかましてくれる4曲目のREMIX!サウンド的にはあまりかわらないです。でも、なかなかClipseのちょっとモサっとしたRapがいい味だせてます。

(Producer)

Donell Jones:(1),(4),(6),(7),(14)
Richard Smith and Noel Chris Absalom:(1),(4),(6),(7)
Ryan Leslie:(2),(12)
Sean Garrett:(2),(12)
Tim & Bom:(3),(9),(10),(15)
MIKE CITY:(5),(11)
Underdogs:(8),(13)
Tank:(13)(co-produce)

(LINK)

OFFICIAL JIVE RECORDS
☆☆☆☆☆☆(2006年名盤!)

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