Dave Hollister / Things In Da Game Done Changed
02. It's Okay
03. What's A Man To Do
04. My Everything
05. Baby Do Those Things
06. For You
07. One Addiction
08. No Ordinary Love(Interlude)
10. Tell Me Why
11. What Should I Say
12. I'm Wrong
13. Tonite
14. No One Else
15. We Gonna Make It (Mama E's Song)
16. Keep Lovin' You (remix, feat. AZ)
(概説)
元BlackstreetのDave Hollisterの最新作・・・というより、Dave Hollisterの最新作ですね。既に現状では、Dave Hollisterの人気も不動の物となってきました。まーでも、90年代をもろきいてる人にとっては、いつまでたっても、Blackstreetのメンバーなんでしょうねー。しかも復活するという話もでています。来年の2月にまでずれ込んでいるのですが、本当に復活するのか?Blackstreet!?
とそんな話はおいておいて、この新作!もう、彼の安定感をまざまざ見せ付けられたなというような一枚。2002年に絶対聞いておくべき一枚であることは確かでしょう。まず、このアルバムはバラード中心なのですが、彼の歌声のすばらしさがこれでもか!というほどこちらの耳に届いてくる素晴らしい楽曲群が並んでいるんです。特に後半に行くほど曲の充実度があがっていってます!ここまで濃密に作られたら、腰砕けになることでしょう。だが、うわー!っていうすごい曲がないのが唯一欠点かなと思いますが、その分、じわじわと聞き手に迫ってくる曲達ばかりです。じっくりとじっくりと聞いてもらえば、徐々にこのアルバムの良さがわかってきますよ。この歌の世界は濃密で聞くものを虜にしてしまいます・・・。
Producerとしては、Tankがまず彼らしい曲を提供していて、まるでこのアルバム彼が歌ってもいいんじゃんって思えるほどです、さらに、Robert "Big Bert" Smithという人が、非常にいい仕事をしています、3曲担当しているのですが、どの曲もすばらしい出来なんです。。全曲ともProducerが彼を生かす仕事をしており、Dave Hollisterも自分の味を十分理解し自分らしく歌いこなして曲を作り出しており、全曲オススメできる堅実な一枚という感じですね。絶対聞いて欲しい1枚です!
(曲解説)
01.Things In Da Game Done Changed
かなりSOULFULで力強いIntroで、気持ちよくDave Hollisterも歌っているようです。本当に力強くイントロになっているのがもったいない出来です!ProducerのTankの仕事が光ります!
02.It's Okay
SOUL臭いビートから、まったりとした世界が堪能できるIntroです。ちょっとした歌になっており、じわじわーと今作品の彼のスタンスを見せ付けてくれます。ビートを重視した曲展開が聞きやすく、彼の歌唱力の高さも十分に堪能させてくれます。特にバックのコーラスとの濃密なマッタリとした絡みがもっともっと聞きたくなります。
03.What's A Man To Do
Smoothなメロディーのコーラスがたまらないバラード曲。オススメ!Dave Hollisterの濃密な歌世界を構築しており、サビでのシャウトもすばらしい!彼の野太い声も、ここでは最高にSEXYな歌声として聞こえてきます。バックのリズム音と、サウンドもボーカルを立てるように入ってきて、非常に歌が聞きやすく作られています。さすが、Allstarといったところでしょうか。このAllstarがProduceすると聞きやすいんですよね。
04.My Everything
ちょっとダークサイドな一面を見せる一曲。カッコいい雰囲気を出して、Street臭を感じさせてくれます。力強く絡み合うボーカルが、徐々に耳に浸透していく感じです。
05.Baby Do Those Things
ギターのサウンドで幕を開けます。ゆったりとしたバラードで、聞き手の心にゆっくりと浸透していきます。サビでのメロディーラインは非常に美しく、そのバックで、シャウトするDave Hollisterの歌声がたくましく切なさを増します・・・。非常にすばらしい楽曲です。切ないバラード好きにはたまらない一曲です!最後方のシャウトも圧巻です。
06.For You
初の肩の力の抜けた歌声からグッと引付けられてしまいます。特徴的な繰り返しを続ける「Wow Wow」というサビのループの中、徐々にしっかりと歌いこんでいくDaveの声に引き込まれていきます。緩やかな流れの中に身を任してしまいたくなるバラードです。
07.One Addiction
スローテンポのリズムの繰り返しが続く、いかにもエロエロR&B的なSONGです。好きだなーこういうの。そのスローテンポの中曲を構築していくようなサビでのメロディーも面白く癖になるような曲です。Dave Hollisterのちょっとした息遣いもSEXYで、このバラードアルバムの中核をなす一曲です。
08.No Ordinary Love
これは、Interludeなんですが、一曲目と同じく歌付きです。しかもゴスペル調な盛り上がりを見せます。彼はもともとゴスペルをやっていたので、こういう曲もさまになっています。
09.Love Hate Relationship
で、いきなり暗めな一曲へとなだれ込みます。力強く濃密な世界を歌い上げていく。シャウトの力強さがますます増していくのが、圧巻です。ただただ、彼の歌声に飲み込まれてしまいます。本当にこういうシリアスな曲が似合います、彼は。この勢いと濃密さが、ProducerのTankらしさを強烈にアピールしています。
10.Tell Me Why
これこそマッタリソングというに相応しい出来です。ボコーダーを使っていて、このボコーダーが曲のサビをうまく盛り上げています。こういう曲調がこの一枚は多いのですが、やはり、コーラスのSmoothさと、Main Vocalのシャウトの熱さが、絡み合うことで、すばらしい一曲を仕上げています!
11.What Should I Say
ピアノの音が美しい一曲。それにあわせるように、Dave Hollisterの歌声もちょっと控えめに始まります。そしてサビもSmoothに気持ちよく耳に入ってきます。このアルバムで一番美しい曲です。今までの曲調と変える事で、彼の歌唱力があることを示しています。
12.I'm Wrong
サビでのメロディーラインが印象的で、そのサビに入る前に少し彼のファルセットが聞けたりして面白い一曲です。サビのメロディーに囚われることない彼の自由な歌い方やシャウトが心に優しく響いてくる、心温まるバラードです!ここでも、ProducerのTankの仕事が光っています。
13.Tonite
高音と低音の繰り返しのようなシンセの音がなんとも耳に残ります。メロディーが綺麗な曲をここでも披露しています。後半にきてグッと曲の完成度が増してきています。ゆっくりと心に響いてくる、本当にゆったりとまったりとした時間を感じることができる一曲です。
14.No One Else
オーソドックスなSOULFULな一曲。なんか前作の雰囲気に近い感じの一曲です。ファルセットのコーラスと、Dave Hollisterの歌声がマッチしていて、ひそかにいい感じの曲に仕上がっています。目立たない曲ですが、アルバムに必ず必要な曲でしょう。Procuderの力でしょうね。
15.We Gonna Make It (Mama E's Song)
Clap Handsの音から、ゴスペル調の盛り上げりを見せる最後に相応しい幸せな感じの一曲。晴れた空を思い浮かべるような気持ちがいい爽快で豪快な一曲。踊れます。
16.Keep Lovin' You
前作の作品のRemix!AzをFeatしておりかなりカッコよく仕上がっています!Joe Sampleの"In All My Wildest Dreams"をサンプルネタに使った一曲です。
(Producer)
Tank:(1),(8),(9),(12)Producer : Allen "Allstar" Gordon:(3)
Brian Michael Cox:(4)
Robert "Big Bert" Smith:(5),(13)
Gerald Haddon:(6)
Loren Dawson:(7)
Dave Hollister:(8)
Dave "BO" Mckenzie:(10),(11),(14)
Donnie Scantz:(12)
Big Joe and Chop:(15)