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Cornell Stone / Stoned

01. Til You Come Back To Me (Interlude)
02. Super Star (Long Version)
03. The Party
04. She So Beautiful
05. I Wanna Know
06. Quality Time (Interlude)
07. Stoned
08. Bubble Bath (Interlude)
09. The Whole Nine
10. Let Me
11. When You Need A Little Somethin'
12. Who Would Have Ever Thought
13. Lesson Learned
14. Nature's Conviction
15. Super Star (Short Version)
16. The House Of Stone (Interlude)
27. Funked Up
28. Damn I Wanna Hear Dat 1 Mo' Gin!
Cornell Stone / Stoned

(概説)

2002年度最高峰のインディーズ作品で、決してメジャーに引けをとらない音使いと、歌いっぷり。力強くシャウトし、高音の素晴らしいファルセットを持ち、低音ではバリトンでどんどん押してくる、この独特の歌声と圧倒的な歌唱力、そして、さりげない楽曲の良さ、どれをとっても今年No1であることは疑いの余地がない、作品です。本当に伸びやかな歌声で聞きほれてしまいます。Cornell Stone、彼は自主制作で6000枚という途方もない数のCDを売りさばいた実績があるらしく、そのCDが元でインディーズのレーベルと契約にいたったわけですが、これがメジャーにでないなんて、もったいない・・・それほど、多くの人に聞いて欲しい歌声を持っています。各方面では話題となっているアーティストみたいですが、まだまだ無名。ワシントンDC出身の28歳です。
この一枚相当やばいです。このスムーズな歌声で、Moodyにじわじわっと聞くものを魅了していくんです。聞いていて、気持ちよくて目を閉じてしまう・・・そんな普通のことがこのアルバムを聞くと、何度も何度もやってしまうのです。Luther Vandrossを意識した歌いっぷりや、選曲(Super Starは、Luter Vandrossのカバーです。もとはカーペンターズみたいだけど・・・)も最高だし、何より、自らProduceやWritteningに積極的に参加しているのが、いい!素晴らしいアーティストの誕生です。
本当に声も素晴らしいが、楽曲がいい!捨て曲なんて、存在しないし、Interludeの一つとっても無駄がない!そして、ちゃんとSoul→マッタリしたラブバラード→Funkという流れがしっかりあって、一枚として聞ける統一感があるアルバムです。その全体を支配してるのは、やはりこのCORNELL STONEの歌声なのです。是非聞いてください!この一枚聞かずに今年のR&Bを語るべきじゃないです。
今年No1は、これでしょう!といいたくなるほどいい一枚です。通販などでお求めになるといいと思います。こことか!

オススメ:(2),(4),(5),(6),(7),(9),(10),(11),(12),(13),(27)

(曲解説)

01.Til You Come Back To Me (Interlude)

いきなり、強靭な喉と、滑らかな歌声を披露してくれます、ちょっと控えめなこのIntroがカッコいいです!マッタリと、マッタリと、彼らの世界が広がっていきます。ファルセット気持ちがいい!

02.Super Star (Long Version)

この曲は、Luther Vandorossやカーペンターズのカバーですね!ですが、ものすごいアレンジが加えられていて、元曲がわからん〜ぐらい、かなりカッコいい一曲!息遣いで、リズムを取るのが、なんともカッコいいし!Cornellの濃い濃い歌い声がなんともたまりません。そして、シャウトの時は、ぐーとこちらに迫ってくるような声をしています。コーラスも気持ちがいいぐらい圧倒的です。これを聞いた時点でやれてしまいました。

03.The Party (Interlude)

定番の電話のInterludeってヤツですね。

04.She So Beautiful

この曲が名曲!このディープなサウンドと、カッコいい女性のコーラス!そして、それに覆い被るようなCornellのボーカル!ものすごい!リズムがしっかりしてて、その力強いリズムの中、たっぷりと気持ち込めて歌いこんでいく!こんなに気持ちがいい曲は久々です。ホント心の深い深いところに、入り込んでくる曲です。耳で聞くより心で聞く曲ですね。胸の辺りにずーんと響いてきます。女性のたんたんとこなす抑え気味のコーラスと、Cornellの泣き節が、見事にマッチしています。女性ボーカルとのバランスも良いし、思わず、拳を作ってしまいそうになるほど、気持ちこもってる一曲です。最後のシャウトも涙モノです。ホント、今年の隠れた名曲です!本当にシャウトから、泣き節から、語りから、笑いまで、変幻自在に操れる彼の歌声は、唯一無二ですね!傑作!

05.I Wanna Know

気持ちのいいぐらいの力強いシャウトが聞けます・・・あー、惚れる。この歌声は、惚れちゃいます。これねー、この吼えっぷりで、一曲作って欲しかったなーと思うぐらいです。

06.Quality Time (Interlude)

、語りTIMEに入っていきます。この人は語りの声もカッコいい!それが次の曲で爆発するのですが、それの片鱗が感じられるのが、このInterludeです!

07.Stoned

Stoneの語りがピークに達します!そう、この曲、語りと女性のコーラスで、4分間も引っ張るのですが、これが最高にカッコいい!Rapではないんです、語りなんです・・・もう、しっぽりまったりな語りが続くんです・・・これが意外と癖になるんですよー!気持ちがいい!なにより、このリズムの刻み方がいい!音が消えて、リズム音だけになってリズムが一瞬変化する時が最高にカッコよく気持ちがいい!たまりません!この女性コーラスはYendi Brownという方で、ホントうまいのも、この曲を盛り上げてくれています!この女性は、4曲目でもコーラスに参加していて、この女性がいることで、幅が広がっていて、アルバムの核を握る影の人物です。

08.Bubble Bath (Interlude)

と、ここから、ヤラシイ世界が展開されます。そのタイトル通りの内容です。

09.The Whole Nine

その力強い歌声が一番ストレートに感じ取れることが出来る一曲。小細工なしで、歌一本勝負という感じで気持ちがいい!バックの音も最小限に抑えつつ、要所要所を押さえているのは、楽曲をProcudeしているR.Andersonという方とCornellの実力でしょう。Smoothでいて、力強いそんな歌を披露してくれます。最後にかけて力強さを増していくCornellの歌声は圧巻です。

10.Let Me

もっと押しが強いMiddleUPのナンバー。彼の持ち味である、力強さがここでも存分に発揮できる楽曲になっています。自身でバックコーラスをいれているのですが、ちゃんとバックコーラスと、リードの使い分けができています。最後にかけての複雑なシャウトも気持ちがいい!シャウトの種類もすごい豊富で、グッと拳作りたくなるナンバーです!

11.When You Need A Little Somthin'

このアルバムの中で一番しっとりしたバラード。ゆっくりとスムーズに進んでいく曲で、しっとりとした楽曲に、熱いCornellの声が響いて、ステキで、グッとくるバラードに仕上がっています!このアルバムの中でも1,2を争う良曲です!この曲では、Yendi Brownと、Monique"Yoni"Crawleyがバックボーカルとして参加しています。このコーラスのSmoothlyな爽やかさと、Cornellの熱さ!この混ざり具合が最高な一曲です!コーラスアレンジも新鮮でいいですね。

12.Who Would Have Ever Thought

で、マッタリ具合をさらに加速させる。ここでの歌声は、マッタリしていて、本当に安心できる声なんです。ギターのゆったりとした音もいい感じに絡んできます。まさ、最後でのシャウトが感動モノなんです・・・あー、このシャウト癖になりますね〜。ホントいい曲です・・・Bedで聞きたい感じです・・・このアルバムの中でも最高のラブバラードでしょう。

13.Lesson Learned

ギターサウンドが爽やかな一曲。一番サウンド的にはシンプルですが、彼にかかれば、どんな曲も濃くなってしまう・・・語るかのごとく、優しく歌う歌唱法をしていて、優しさが歌声から滲み出ています。本当に様々な面をもった人で、どの曲もしっくりくるし、歌声がいろいろある人なんだなーと感じることが出来ます。聞かせるところでは、泣くような歌声で聞き手の心を捉えて離しません。この曲でもハッとさせられることが何度もあります。

14.Nature's Conviction

NatureというRapperによるInterlude!ここから、Funkな雰囲気へと移行する。このRapもなかなかカッコよくて、素晴らしいし、次の曲へのつなぎ方が絶妙である。まわりに恵まれているのもこの人の特徴ですね。

15.Super Star (Short Version)

2曲目のShort Version!&NatureのRap入りとなっています。このRapと、息遣いやHuman Beat Boxを入れたのが、Funkっぽくなっていて、2曲目のLong Versionとは、また違う曲に聞こえてきます。

16.The House Of Stone (Interlude)

結構謎な一曲・・・Gerald ”Gypsy”Robinsionというおっちゃん声の人の豪快な笑い声が入っています!語り曲ですが、これは、これで、おもしろくて大好きですね。Cornellのセンスがちょっとわかる一曲。

27.Funked Up

なぜ、こんな27曲目になっているのかは、謎ですが、これがホントFunkな一曲でカッコいい!思わず、体が動き出すような一曲です。今までの曲とも全然違って、また新たな一面を発見できる一曲になっています。ここまで飽きずに聞くことができる!すばらしい!

28.Damn I Wanna Hear Dat 1 Mo'Gin!

27曲とつながってるのですが、たぶん、もう一度聞いてくれよ見たいな意味だと思います。こういうとき英語がわからないと苦労する・・・

☆☆☆☆☆☆(大傑作!)

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