Brandon Beal / COMFORTABLE
02.Ohh Shorty
03.Girl
04.Don't Wanna See You Again
05.Country Love
06.Take Me Back
07.I Can See It
09.Maybe
10.Ways To Go
11.October
12.Another Sad Love Song
13.24 Hours
14.Purple Skirt
(総評)
2008年最高の美メロシンガーが、このBrandon Beal!歌う曲すべてが素晴らしいメロディーセンスを感じさせながら、美メロとしての美しさも忘れない素晴らしい作曲能力をもった歌い手が現れました。なかなかシンプルで美しくて、メロディーも面白く忘れないという条件の曲を書ける方って少ないのですが、彼はそれができて、さらに自信が線は細くても、美しく端麗な歌声をもっているのです!これ以上美メロを歌うに適した人材はいないでしょう。
やっぱり、最高の美メロ曲は、1曲目「Grown」ですね!この暖かさと美しさを兼ね備えた一曲は、2008年を代表する一曲になっています!そしてまた毛色が違うサウンドのパワーを感じる14曲目「Purple Skirt」でも、また違う美しい曲が書けるところを見せてくれます。4曲目「Don't Wanna See You Again」で誰もの胸に刺さる切ないメロディーできかせてくれます。また9曲目「Maybe」では感情の揺れ動く様を描くような歌いっぷりが見事な一曲を披露するなど、繊細な中にある歌い手としてのアーティスティックな面を見せてくれます。
まさにBrandon Bealをかかる上で欠かせないのが、美メロ!美メロ意識というか、美メロ感覚が非常に秀でているアーティストで、どの曲でもその端麗な歌声を活かしきる美しいメロディーがちりばめられています。そのセンスはもう見事としかいいようがありません。そのメロディーの作曲のみならず、プロデューサーとしても数多くの曲を手がけています。
ただ、どうしても、彼の端麗で美しい歌声と、流れるような気持ちがいいメロディーを前面に押し出しているので、一辺倒名イメージがどうしても付きがちです。そして、突然10曲目「Ways To Go」以降ギターのフィーダーの音を使ったり、サウンド的に実験しているので、そういうのをもう少し満遍なくアルバムに入れると似たり寄ったりな雰囲気にならずに、また違った意味でいい統一感があるアルバムになったんじゃないかなと思います。
でも、インディーズアルバムとしては、このサウンドプロダクションと美メロっぷりは見事です!2008年を代表する一枚であり、2008年の後半には来日さえ果たすというビックサプライズも果たした今後が楽しみなアーティストであり、プロデューサーです。
(曲解説)
01.Grown
この曲からBrandon Bealの伝説は始まりました。MYSPACEとiTunesで公開されるなり、R&B好きの間ではだれ?これ?って声が上がるほどに、誰もが待ち望んでいた美メロソングであり、その美メロを耽美に歌える美しい歌声をもったシンガーだったのです。この美メロにあった歌声をもっているっていうのが、Brandon Bealが他の最近のR&Bシンガーたちと違うところでした。力を込めることなく、そっと優しく美しく歌うその姿は見事としかいいようがありません。その美しいメロディーラインが心を癒してくれます。
02.Ohh Shorty
跳ねるようなサウンドに、流れるようなメロディーが乗る小気味よく心地よい気分にさせてくれる一曲です。サビのかわいらしいOhh Shortyという歌い方も、しっくり来る感じで、こういう歌い方の中に、絶妙に色をいれてくるところが、シンガーとしての水準の高さを感じさせてくれます。ちょっとした歌声を調整したりなど、歌を歌うことのうまさが感じられます。
03.Girl
ここでも、印象に残るメロディーとそれを端麗に歌う込むBrandon Bealの歌に惹かれます。本当に、シャウトとかフェイクとかではなくて、その歌声にあった美しいメロディーラインで惹きつけるその才能には感嘆してしまいます。NE-YO以上の才能を感じますし、歌声の素晴らしさも加味すれば、それ以上のシンガーだというのが良くわかります。最後に、Girlというフレーズを繰り返しながら、味わい深く終わっていくところなんか、哀愁さえ感じさせてくれます。
04.Don't Wanna See You Again
こちらもiTunesでのシングルカット曲。その悲しげなメロディーとピアノの音色が、心を鷲づかみにしてくれます。サビでストリングスが加わりより、見事な曲として盛り上がっていきます。本当に魅力的なメロディーで一度聞くと忘れられないし、胸をきゅんとする悲しげな美しさが詰まった一曲ですよ!転調の仕方も見事で、メロディーのよさで見せながらもさまざまな転調や面白さが詰まった名曲ですね。
05.Country Love
こちらもiTunesで先行できけた曲なのですが、本当に非凡なトラックメイキング力と、美メロの歌い手しての実力をもったシンガーなんだなと改めて実感させられます。どの曲も美メロ曲で、アップサウンドでさえ、美しいと思わされます。この曲は、しっかりと美メロバラードですけども、飽きが来ないメロディーとしての面白さを魅せるところを忘れていないっていうのを改めて感じさせてくれます。
06.Take Me Back
ここに来ても基本的な曲調は、ゆったりとしていながらも、サビでくいっと聞かせてしまうシンガーなのです。サビにきたら、あーいいねーと思わずいってしまう曲ばかりなのですから。この曲もしっとりとした雰囲気と心地よく忘れられないメロディーパターンで、魅了します。ギターの切なげなバックから、歎美な歌を歌ってくれます。
07.I Can See It
水滴が跳ねるようなピアノの音色から、端麗なメロディーで、心地よく耳に響いていきます。やっぱりBrandon Bealの作るメロディーラインは実に美しい!メロディーラインの作り方と、それにあった美しい線の細いけど艶のある歌い方をさせたら見事ですね!
08.You Deserve
サビのちょっとした暗さがまたいい感じなんですが、しっとりと雰囲気をここら辺で少し払拭してほしかったですね。曲自体に、もう少し躍動感が、ここら辺はほしいところです。
09.Maybe
迷いを示すような、ちょっと深く歌いこみ声の揺れ方が、まさにMaybeというタイトルと合わさっていきます。メロディーライン的には割りと普通なんだけど、Brandon Bealが歌うことで、歌としての深みを出している良曲ですね。
10.Ways To Go
ここでいきなりギターの音色がバシって入ってくるのが、このBrandon Bealがただのインディーズシンガーで終わらないところです!正直アルバムの雰囲気とあっているのかなとは思いつつも、ここで楽曲で盛り上がりを作りアルバムにアクセントをいれることでアルバムがまとまりを見せます!それにこの曲最初のギター以外はいいメロディーのミッドアップなんですよね!
11.October
ちょっとここら辺で・・・うーん。曲のつくりは丁寧なんだけど、どこか均一間があるので、飽きる人は飽きるかもしれませんね。お!っていう劇的に素晴らしい曲があるっていうよりは、平均点以上がたくさんある感じです。
12.Another Sad Love Song
ゆったりと揺れるような気持ちが良いリズムでうたいこんでいきます。こういうゆったりとした曲ではBrandon Bealの甘さがいい雰囲気を出してくれます!後半になってから、結構かっこいいギターのフィーダーの音が入っていたりして、アルバム前半にもちりばめたらもっと緩急付いたのにねって思います。
13.24 Hours
語りのみです。
14.Purple Skirt
最後がアルバム最高に素晴らしいんですねー!今までと違って最初からサウンドとMCなどでひきつけてくれてそこからしっかりとメロディーで歌を聞かせてくれるって言う今までのBrandon Bealのメロディーから聞かせるっていうのとはまた一線を画す曲で、メロディーも淡い感じのメロディーラインがおおいBrandon Bealですが、ここではしっかりと聞かせてくれています!
(Producer)
MultiMan:(1),(2),(3),(4),(5),(6).(7),(8),(10),(12),(13),(14)Brandon "The Creator" Beal:(3),(4),(7),(9),(11),(13)
Pitchshifters:(7)
(LINK)
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