Babyface / Face 2 Face
02.There She Goes
03.What If
04.Stressed Out
05.Baby's Mama
06.How Can U Be Down
07.Work It Out
09.With Him
10.Wish U Was My Girl
11.U Should Know
12.Don't Take It So Personal
13.Still in Love With U
14.Lover and Friend
(総評)
前半は本当に新しいBabyfaceが堪能できます。ただ、個人的には後半がマンネリしてるんじゃないかなぁ〜と感じます。
全体的には良作なのですが・・・前半はUP、バラード問わず、サビに特徴がある曲。後半は、それ以外のメロディアスな感じの曲が多く、どうも後半に彼の声に飽きてしまうのです。そこだけがちょっと気に食わない。でも前半は秀逸である。後半のメロディアスな曲も聞き込むうちに馴染んでくるはずです。馴染めはそれなりに細かいところの良さも見えてくるので印象も変わると思います。全体的にはとてもきけます。各曲が実は結構3分チョットという短い曲が多いんですね。前半だけ聞くとドライブなんかにいいかなと思うけど、後半は眠くなるのでちょっとお薦めできない。後半と前半のバランスがちょっと悪いんですよね。やっぱり、Babyfaceらしく、ベットで聴くのに適した一枚だといえるでしょうね。
(曲解説)
01.Outside/Inside Out
軽快なリズムの中、軽快に歌うBabyface。どうしてもBabyfaceと聴くと僕の中ではUPものはちょっとなぁ〜という先入観があったんですが、これは、すごい!まあ、自分では作ってないんですが。この曲はまず、トラックが素晴らしい。そして、彼の歌い方も変化が現れていて、UPモノでの厚さがましたように感じます。1曲目はCarl Thomasで有名なあのMikeCityの作品。
02.There She Goes
あのNepturnesが製作に絡んでいます。さすが、ネプテューンズ!このリズムの切り方と、ドラム音のループの使い方はやはり絶妙です。そして、なにより、Babyfaceの歌い方が今までのアマアマなバラードの歌い方から、かんなりヤラシイ歌い方に変化してるのです。これが一番の変化。他人の歌を歌うことで、歌の幅が広がったなぁ~と感じました。
03.WhatIf
彼らしいなと思ったら、やっぱり、彼の作品。この独特なあまい感じは、ホント個性ですね。
04.Stressed Out
リズムの刻み方とドラムループそうネプチューンの曲!ホント特徴があって、このアルバムの中でもアクセント的な役割をこなしています。この濃い音に、Babyfaceの軽めの声が絡むと独特な感覚があります。非常に合ってる音と声だと思います。
05.Baby's Mama featuring Snoop Dogg
唯一のfeaturing作品。Snoop DoggとかのHIPHOPアーティストを自身アルバムでつかうというのは、あんまりなかった気がするので、いい感じ。すごい彼のアルバムを重さのあるものにしてくれてる一曲。Snoop Doggはやっぱりいいなぁ〜。Babyfaceの声の使い方ってこういう使い方もあるんだという発見がありました。
06.How Can U Be Down
この曲はBabyfaceらしいメロディーを大事にした作品。でもNeptunesとかに影響をうけたなぁ〜という感じのドラムの使い方とかが見え隠れする作品。このちょっとした暗さがいい一曲!お得意のマッタリ系です。そして、新たな発見!「You」ではなく「U」なんですね!いつも正統派でHIPHOPや、ボーイズグループ的な表記である「U」ってあまり使わなかったのに、今回全部が「U」です。これも意識の変化なんでしょうか?
07.Work It Out
Tim&Bobが手がけている一曲。サビが印象的で一発で覚えてしまうような一曲。ここまでの曲はどの曲もサビに特徴があって、聞いててあきません。彼の声は間違えれば、甘過ぎて飽きてしまうのですが、今回は楽曲の幅や、歌い方の幅が広がったお陰で本当にすんなり聴けます。そして、無理に変えましたという感じがしないのも好印象。
08.I Keep Callin'
本来のBabyfaceらしさが堪能できる一曲じゃないかな?スローテンポなバラードです。
09.With Him
BabyfaceによるBabyfaceらしい始まり方をする一曲。彼の王道を突っ走ってるなぁ〜と感じる曲。もちろんいい曲です。Change In The Worldを聴いてるような感じです。
10.Wish U Was My Girl
Babyfaceによる一曲。こちらもバラード。この曲は、個人的にはこのアルバムをマンネリ化してる一曲に感じる。悪い曲ではないのだが、前半の楽曲のバラエティーの広さに比べて、後半はプロデューサーはBabyface1人が多いので、どうしても同じ風な曲に聞こえてしまうのだ。もっと外部プロデューサーが主体の曲をちりばめると良かったではないかなと感じました。この曲自体はミドルバラードとしてのできは素晴らしいと思います。
11.U Should Know
もたぶんBabyfaceによる一曲。9、10、11とバラード攻め。前半の派手さがウソのようにマッタリしてくる。まあ、昔からだが彼はシャウトがないのがたまに致命的だなぁ〜と感じますね。
12.Don't Take It So Personal
バックの音がすごい気になる曲。そうか!Babyfaceだけだと、あれなんだ、使ってる音数が少ないんだ。だから、同じに聞こえたりするんだ。その辺この曲はすごいいいです。外部から人も呼んでる模様です。
13.Still In Love With U
これはいい。バラードとしても秀逸。ちょっとした微妙な音使いの繊細さもあって、非常に好感が持てます。いままでのバラードでは6曲目と同じく好き。
14.Lover And Friend
イントロのSOULっぽい音使いが印象的な曲です。UPテンポな曲。でも最後になぜUPテンポなのかはちょっと謎なんですぅ〜。