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Alicia Keys / Songs In A Minor

Alicia Keys / Songs In A Minor

(総評)

渋いよぉ〜!カッコいいよぉ〜!
ひさびさに、女性R&Bのソウル寄りのジャンルでのヒットものだと思います。最近はHIPHOP系や、ティンバランド系(チキチキ系)のアーティストの(ミッシーや、デスチャなど・・・)活躍がすさまじかったんですが、この正統派R&Bのジャンルで、紹介に値するアーティストが出たのは久々です。
もっとも、最近紹介女性アーティストといえば・・・Syleena Johnsonがいますが、彼女はどちらかというと、JAZZYでブルージーな感覚だったのに対し、彼女は、SOULFULな感覚を突き詰めていっています。一瞬古いSOULのアルバムを聞いてるような、そんな感覚に陥ります。この一枚は一切捨て曲がありません!
1曲目から、「Piano & I」なんていう、ピアノと自分の声のみでの、SOULの雰囲気作りが始まります。
そして、2曲目が傑作。男性との絡みが最高です。RAPも入ってるのですが、実にコレが、自然。渋いカッコよさを追求してるような感じですね。この女性のシャウトも野太くて力強い!僕的にはアレサ・フランクリンを聞いてる感覚に近いんですよね。4曲目「Fallin'」が一番僕オススメの一曲!若干暗めで、濃いR&Bモノが好きな人は、絶対に好き!彼女の低い声が、腹の底に響いてくる感覚です。
8曲目、11曲目も非常に素晴らしい楽曲です!なんか、聞いてて、心地よいのがループしてる感覚に襲われます。12曲目「Butterflyz」というバラードなんて、最近R&Bのバラードには無いような落ち着いた雰囲気を出しています。こういうサビが強烈じゃないバラードの楽曲というのは、印象に残らないんですが、これは十分に印象に残るし、聴かせること自体が、彼女の実力を物語っています。
最近ニッカ・コストとか、RESとか、RHONAとか、OLIVAとか、いろいろ出てるんですが、どれもかけていたのが、楽曲へのこだわり!つまり、アルバム全体としての方向性が見えてこなかったんです。だから、一曲は良くても、オススメする気にはまったくなれませんでした。Keysは、R&Bの真中の道を突っ切っていくぞ!という意気込みがこの一枚から感じられるんです。そして、この一枚を通して流れるSOULFULな統一感が、気持ち良いんです。ひさびさに、長く聞けるな!と思えた一枚です。買いです!(ついでに、すげー美人さんです。)

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☆☆☆☆☆

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